今回のソシモサロンはゲストのお話の前に、参加者の方一人ひとりによる宣言タイムがありました。
宣言のテーマは「私は○○をやりたい」!
・スポーツイベントと貧困層向けビジネスを組み合わせていきたい!
・企業が企業活動をしながら、どう社会をHappyにできるかを考えていきたい!
・日本を足もとから元気にしたい!
…などなどアツい言葉が飛び交いました。
■ゲストお1人目 土谷貞雄さんトークショー
参加者の宣言を聞いて、「私が今日みなさんに伝えたいメッセージは、
もうすでにみなさんから教えてもらったようなものですね。」と語った土谷さん。
この言葉を皮切りに、土谷さんのトークショーがスタート!
【人生グラフ】
自分の年齢を時間軸に、ポジティブとネガティブで真ん中を分断する人生グラフ。
土谷さんのグラフは、上下を行ったり来たりの実に興味深いものでした。
『人生グラフのネガティブ・ポジティブはあくまでも社会的なもの。
自分自身はいつもポジティブでやってきた。』
大学卒業後イタリアに渡り、のちに土谷建設入社。その後住宅会社を設立するも38歳の時に倒産。
資生堂に会社を売却した後、M&A会社役員に抜擢される。そして良品計画に入社。
そこではなんと2度も解雇されるが、解雇されるごとに次の新しい仕事を任されるという、
NextStepのための解雇であったと語る土谷さん。
『今の自分の仕事は、暮らしを考えること。』
くらしの良品研究所でのお話の中心は、ユーザーの声を聞くことがなにより大切だということ。
家を売るという視点ではなく、暮らしに関する一万人のアンケートを実施、メールマガジンを通したユーザーとのコミュニケーションにより、社会、周りの人が動き始めた。そのうち、社内の意識も変わり、窓際だった自分の社内での立ち位置も変わっていったという。
【メッセージ】
今回のソシモサロンでみなさんに伝えたかったこと。土谷さんの言葉にはたくさんのメッセージがこめられていました。
『会社に眠っている価値を見つけ出して、会社をブランディングする。』
『会社の業務の枠を超えて、自分の仕事が社会にどう影響しているかを見てみる。
やっぱり、いいことじゃないと続かない。』
『社会の視点で自分の会社の価値を見つけ出すと、遠くにやりたいことがあるのではなく、
今の自分の周りのやるべきことを通してやりがいがみつかるんじゃないか?』
『自分のプロフェッショナルを変えない。変えないことで深堀ができる。』
『どんな稚拙なことでも自分の言葉で考える。文章にしてみる、必ず積み上がっていくはずだ。
評価は上司がするのではない。自分ですればいい。』
『仕事は社会との関係で決まるのだから、だからいつも高いところを目指していこう!
自分の良いところは自分が一番よくわかっている。
自分の価値を見つけていくことが、会社の価値を見つけていくこと以上に大切。』
自分においても、会社においても、価値を見つけ出すことがなによりも大切。
土谷さんの深くて心に響くメッセージを、参加者のみなさん&スタッフ一同、しかと受け止めました!
■お2人目 中村健太さんトークショー
「こんにちは!東京仕事百貨、シゴトヒトの中村です。」
やわらかく、かつ意志の強さを感じさせる中村さんのトークショー、スタートです!
【東京仕事百貨】
『仕事をしている人の“背中”を感じる機会がない。ないから、つくりました。』
取材者の目線で良いことも悪いことも開示して仕事を紹介する、いわば求人サイト。新卒や中途などのくくりなく紹介しているが、応募されてくる方は、一回社会人を数年やってからという方が多い。仕事をする前にできることは、生き方・働き方に接すること。そうして、その後ろ側に何があるかを感じてもらいたい。
【人生グラフ】
中学・高校時代はとにかく遊んでましたよ、と連発する中村さんに会場からは笑い声が。
そんな学生時代から、東京仕事百貨をやるに至った経緯とは?
『場づくりとは、そこにいる人がキーなんだ!』
「場づくり」がやりたくて、理系でもあった中村さんは建築学科に進学。大学3年までは建築に没頭していたが、ふと建築とは与えられた場所で縛りのある中で設計をするのだということに気づき、道を迷い始める。
そんな中、リノベーションと出逢い面白みを見出し、後には就職。しかし、そこでもやはりひっかかるものがあり、バーに入り浸っていた頃、ふと、なぜ自分はこんなにバーという場所に惹かれるのか疑問に感じ、考えてみた。内装、食事、飲み物…いや、バーテンダーの彼、自分は彼に会いに行っていたのだ。「場づくり」とは、そこにいる人がキーなんだ、とそこでピカっと光るような瞬間があった。この気づきから、東京仕事百貨をやるという方向に向いていった。
【メッセージ】
「自分が主役の仕事をつくる」今回のソシモサロンのテーマを考える上でヒントになるような言葉を、たくさん語って下さいました。
『“自分”という軸で仕事を選ぶ』
「自由」とは自分に由る(=寄る)ということ。自分がおざなりになっている人が結構いると思うが、一番大切なのは自分。自分に寄るには、まず語彙を増やし、それを自分の言葉にしてくことが必要だと思う。龍馬伝の龍馬、アメトークのガンダム芸人…彼らは自分の言葉で、自分の想いを熱く語る。これが、面白かった。
『仕事の95%は大変。けれど、よくやるよなあ、と思う人ほど、めっちゃ生き生きしてる。』
仕事って始めるまでは憧れで、95%の大変なところは見えないもの。それでも仕事百貨はそういうところも見せていきたいし、大変だとわかっていても自分のやりたいことをやる、っていう覚悟を持って応募してくれる人が、採用されている。
東京仕事百貨にはじまり、東京仕事百貨で締めくくられた、中村さんのトークショーでした!
■Q&Aセッション
参加者からの質問(以下、質問):一番の失敗は何ですか?
土谷さん、中村さん:成功への過程の失敗と捉えることができると思う。
質問:これからのビジョンは?
土谷さん:暮らしを考えていくこと。これが自分の仕事で、これ以外はしないと思う。
中村さん:もっと色々な仕事を紹介したい。リアルな働く場所の提案もしていきたい。
質問:自分の生きてきた道をいいものだと思うにはどうしたらいい?
土谷さん:いいなぁと思ったら、いいんじゃないかな。
中村さん:他者の価値観を先に立てずに、自分でいいなぁって思えたらいいと思う。
■ワークショップ
最初に参加者全員が宣言した「私は○○をやりたい!」を、どうすれば実現できるのか?必要なリソースやパートナー、そもそもなぜそれをやりたいのか?社会のどんな部分を変えたいのか?ゲストお2人のトークショーをふまえて、ワークショップではHowとCauseをポイントに、自分のやりたいことをブラッシュアップしてもらいました。
個人でのブラッシュアップ後、グループをつくって共有タイム!さらに、グループメンバーのリソースをかけ合わせてみよう!ということで、グループごとに盛んに話が交わされました。
【全体共有タイム】
グループ①:学生の視点で社会を見ると就職活動が大きな問題だと思う。職種・タイミングの自由が奪われている、それをどうしたらいいか。教育システムの改善が必要なのでは?また、仕事の現場を見れるチャンスをもっと増やしたい。
グループ②:スポーツイベントを通した事業を通じて、環境問題・貧困問題を解決することをしている。市場経済のひずみは、市場経済で立て直していきたい。大会スポンサーの特典として、世界遺産の修復ができる。ボランティア員となれば、一部航空券タダになる等々、たくさんの利点があり、スポーツイベント(=トライアスロン)を基軸に各メンバーの職種からCSR/ビジネスへと発展できる。
グループ③:モノの価値とは、作って頂いた人の仕事の価値。その観点から、モノの価値というのをもう一度捉えられないか。日本の繊維産業をもう一度復活させたい!ということを中心に話していた。
この後、ゲストのお2人からフィードバックをいただき、積もる話は交流会、打ち上げへと持ちこされ、夜まで語り続けました!ゲストの土谷さん、中村さん、そして参加者のみなさんと全員でこの場をつくることができ、心動かされる素敵な会となりました!ありがとうございました!
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