【満員御礼】Socimo Salon vol,7 開催報告レポート!
2/20に行われましたソシモサロンにて、当初の予定を上回る、とても多くの方々にご参加いただきました。
満員御礼!!!ありがとうございます!
【白木さんのトークショー】
<内容>
・「輝く人と、世界のために」という理念を掲げている。
・ものづくりで課題を解決できる。
・エシカルとは環境や社会、生産過程、労働条件に配慮するということ。
・製品に関わっている人たちが本当に幸せなのか?を大切にしたい。
・再生プラチナやリサイクル素材、フェアトレードの金などを使って、ジュエリーづくりをしている。
・お客さんにはただジュエリーを買ってもらうだけでなく、その素材を調達した国を知ってもらいたい。
そのために、国の特徴などをデザインに落とし込む。そして製品の裏側まで愛してもらいたい。
・良い素材のジュエリーを作るのではなく、ジュエリーによって労働問題、環境問題、地域紛争などの課題を解決したい。
・HASUNAは消費者に啓蒙し、宝飾業界を変えていきたい。
【白木さんの人生グラフ&ご経歴】
・短大時代に国際協力に目覚められ、留学して開発学を学ぶ。
・インドのアンタッチャブルズが暮らす村を回り、彼らが抱えるものは課題だらけであり、何からやったら良いのかわからないほどの現状を見る。
・NGOの活動も素晴らしいが、社会構造を変えたいと思い、国連でインターンをする。
・現場で活動されている方々の姿に感銘を受けるが、援助に関わっている人は世界全体の1%に過ぎない。
・残りの99%の人々はビジネスをやっている人々で、これらの人たちを変えたいと考える。
・ビジネスを学ぶために投資ファンドに勤め、ひたすら休みなく働く。つらい仕事ではあったが、世界を変えたいというモチベーションに支えられた。
・母の影響でファッションに興味をもっていたこと、当時話題になった『ブラッド・ダイヤモンド』などを通して、ジュエリーで何かできるのではないかと考え、事業を始める。
白木さんのご経歴の中で一貫しておられたことは、
「常に自分の目で見ることを大事にされ、現場へ行くこと」「まず目標を立て実行すること」
【Q&A】
・想いに対して、なぜ行動を続けられるのか?
⇒意地になっている部分もあるが、途上国での原体験が大きい。また目標があって何かしていないと落ち着かない。
・なぜNPOではなく、株式会社を立ち上げられたのか?
⇒NPOの方が多くの人を巻き込めたかもしれない。ただ、一般企業がエシカルなものを作ってやっているというのを見せたかった。そして他の会社もまねできるようにしたい。
今は株式会社として事業を回すことが第一。事業が回り始めたら、他の企業がモノづくりをしていく為のお手伝いや、ミッションの普及に努めたい。
そのためにNPOを立ち上げるかもしれない。
・どうやって販路を見つけて構築したのか?
⇒世界中に日本人はいて、そういった人たちと個人でのつながりを作ることが大事。
また販売チャネルがないと、モノを作る会社はつぶれてしまう。どんなに良いモノを作っても、理念を伝える営業やPRできなければ意味がない。
百貨店等には、とりあえず一週間という形で置いてもらっている。
・お客様にものに込められた思いをどう伝えているか?
⇒販売員にも理念を伝える。
マダムはジュエリーを買う時に、社会貢献を求めない。そこで、迷われているときの最後のひと押しとして、理念を伝える。
・現在既得権益層が関わっている所に、どうやって切り込んでいくのか?
⇒我々が取り組んでいる問題に対して関心を持っている人は多い。今起こっている動きの中にHASUNAも入っていって、仲間をどんどん増やしていきたい。
【ワークショップ】
①エシカルとはどんなものかイメージであるか?
各グループから出た、エシカルのイメージは以下の通りでした。
・本来のすがたに戻る
・消費者、現地生産者、企業の三方よし
・人とつながっている
・持続性を重視する
・人間らしさ、人間味のある
・みんなが納得するプロセスである
・愛がある
・相手を思いやる
・Win-Winシチュエーション、お互いにハッピー
・自分がやられて嫌なことはしない
②ジュエリーがつくられるまでの過程を描き、その過程の中でどんな問題が生じているか?
各グループが生産から販売に至るまでに生じていると考える課題は、以下の通りでした。
<生産>
・鉱山を採掘するための人探し、そもそもそんなに多くの労働者がいるのだろうか?
・鉱山を調査するにあたり身の危険性がある
・鉱山の利権争い、反政府組織の存在、武器との交換
・低賃金・長時間労働、児童労働
・環境破壊
・作業時の手荒れ
・自分たちがどういった状況にあるのかという情報の欠如、教育の問題
・オーダー通り加工できるのか?技術不足
・一方で技術の押しつけは現地の伝統や文化を崩してしまうのではないか?
<流通>
・運送の過程で海賊にあうのでないか?
・燃料を消費し、多くのCO2を排出、エコでない。
<販売>
・製品自体のブランド力がない
・市場価格変動の影響でジェリーのような一次産品は経済的影響を受けやすい
・過剰包装
・エシカルジュエリーを売るために販売員が重労働になる
⇒ワークショップ全体として、ジュエリーという製品の裏側にあるストーリーに想いを巡らせ、
そこに関係する全ての人々が幸せになるためには、どうすれば良いかを話し合いました。
私たちは普段の生活の中で、
店頭で売られている商品がこれほど多くの問題を孕んでいるかもしれない、ということを考える機会はないと思います。
このような事実を知り、私たちの生活の行動を少し変えるだけで、遠い国で起きている悲しい現実に対する解決のお手伝いができるのかもしれません。
ジュエリーに限らず、目の前にある製品の裏側にあるストーリーを想像し、そこに関わる人々みんなが笑顔になれるように、
小さなことからでも始めていこう、サロン終了後にはそんな気持ちを抱くようになりました。
ご登壇頂いた白木夏子さん、また当日長時間にわたりご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました。
皆様にとって当サロンが、新たな気付きを得る場として、そして新たな出会いの場として、少しでもお役に立てたのであれば、この上なく幸いでございます。
これからもよりソシモサロンが良き場を提供できるよう努力して参ります。またのご参加をお待ちしております。